立地を検討する
地方都市の高利回り
今回の物件選びの際、都内ワンルームに匹敵するぐらい魅力的に思えたのが
地方の高利回り物件でした。
10%を超える利幅の物件もあり、すぐにでも飛びつきたくもなるものです。
でも私も母親。
無防備に投資先物件を決めるほど、無責任ではありません!
しっかりと基礎知識を身につけた上で投資をしなければ、
単なるギャンブルになってしまいますからね。
地方物件で一番多いのが、神奈川県大和市や茅ヶ崎市といった
都内通勤圏の限界ライン付近 。
一見、都内物件と変わらない環境のようにも思えますが、
現地確認をしてみると、23区まで30分と都内主要ターミナル駅まで1時間は
想像していた以上に異なるもの。
これから、実際に現地を見た感想も含め、
地方物件のメリット&デメリットを私なりにまとめてみます。
地方物件のメリット
バブル崩壊後から続く地価の下落。
都内近県でも横浜や千葉、埼玉の一部を覗き、
地域物件価格は軒並み下落傾向。
「底値を突いた」という営業トークから購入してみたけど、
運用までに至らず物件を手放す例もあるみたいですよ。
とても手を出しやすい状況ではないのが現状だけど、
地方物件は現地確認をしてみれば一目瞭然!
高利回りが本当なのかどうか、人の流れが都内に比べ読みやすいものです。
また、現在では担保評価に比べ物件価格が下回ってしまうケースがあるため、
住宅ローンを組む際に有利な物件も多くあるようです。
地方物件のデメリット
手を出しやすい条件の分、しっかりとデメリットがあるのも事実。
現在地方では大学閉鎖、小中学校、高校の合併が進んでいます。
そのため、将来に向けての需要が不確実と言えるでしょう。
また、大手企業の移転などによって、
未開発のまま放置されている区画も目立つようになっています。
県や市が誘致すれば次から次へと巨大資本が入ってきた時代は終わっているのです。
アパートやワンルームマンションの主要ターゲットともいうべき、
サラリーマンが減っているというのも、マイナス要因。
家賃相場がどこまで下がるのか、読みきれない・・・・
という地方の事情も鑑みなくてはいけません。
地方物件はやはり、その地域への思い入れがなければ続かないもの。
将来の安定した不労所得が目的であるのなら、
都内23区の物件のほうが安心といえそうです。